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基 詞

第三単元 自然と環境

地震と津波

第9課 高級 书 169-185

Lesson
09

課文

島国である日本は、昔から、地震と津波の被害を受けてきた。特に、東北地方で
は、数十年から百年ごとに大きな地震が発生し、そのたびに、沿岸地域は波に襲わ
れ、多くの犠性者が出ている。1896年に発生した「明治三陸地」による津波は、内
陸に到達した時の海水面からの高さは最大38.2mに及び、22,000人もの犠性者を出し
5た。また、10世紀以上さかのぼった869年には「貞観地震」と呼ばれる震災が起き、
内陸の奥深くまで津波が達して大きな被害をもたらしていたことが,古い文献に記さ
れている。今回の「東日本大震災」を引き起こした地震は、その震源域が「貞観地
震」と類似する点も指摘されており、1,000年に1度の大地震だったのではないかと
も考えられている。
10 過去の教訓から、沿岸部の地域では,高い防を築いたり、住民の避難訓練を重ね
たりするなど,さまざまな対策を講じてきた。「東日本大震災」でも,地震発生直後
きゅうし
に、津波警報が発令され、いち早く高台に避難した人々は九死に一生を得ることがで
きた。しかし、津波は、高さ10mもある堤防を軽々と乗り越えて川を遡上し、次々と
家や車や船を飲み込み,町を破壊していった。海水面からの高さは,最大40.5mにも
15達していたという。この光景を目の当たりにしただれもが,予測をはるかに超える規
模の巨大津波であったことを実感したはずだ。
繰り返し津波による被害を受けてきたにも関わらず、この地域の人々は沿岸部で生
活を宮んできた。それは,津波の恐ろしさを承知しながらも、海の恵みによって生計
を立てることを選んだからなのかもしれない。そして、いつの時でも,それが復の
20エネルギーとなってきたのではないだろうか。「東日本大震災」の被害は想像を絶す
るほど甚大であり、実態を把握するだけでも長い時間がかかるだろう。しかし、これ
までもそうしてきたように、被災地は必ず復するに違いない。
地震はいつどこで起こるか分からない。中国では、2008年5月12日に、M8の
「四川大地震」が発生し、多くの住宅が倒壊したり、山崩れが起きたりするなど,死
25者・行方不明者は、およそ90,000人に上ったといわれている。そして、2010年4月
14日、中国では青海省南部が地震に見舞われ、再び大きな被害と多くの犠牲者が出
た。内陸部と沿岸部では地による被害は異なる。しかし、言えることは,地震や津
波は、一瞬にして数多くの人命と生活基盤のすべてを奪ってしまうということだ。
「天災は忘れたころにやってくる」という言葉がある。天災ばかりは防ぎようがな
30い。わたしたちができることは、いさという時にどう行動すべきかなどについて、普
段から備えておくことぐらいのものだ。「備えあれば憂いなし」という言葉もあるよ
うに。

地震に対する備え
•地震が起こった時の行動を身に付けておく。
•室内にいる時に地震が起きたら、丈夫な机やテーブルなどの下に潜り、そ
れらの脚をしっかりと握る。
●屋外にいる時に地震が起きたら、ブロック塀や石塀、電柱や自動販売機な

ど、倒れる危険性のあるものから離れる。
・海岸地域では,地震が起きたら津波の危険があるので、車を使わずになる
べく高い所へすぐに避難する。
●がれきやガラスの破片などが散乱しているので、裸足で歩かない。
•常に家に、飲料水や食料、薬、ラジオ、防寒具など、避難生活に必要なもの

を用意しておく。

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第9課 地震と津波