第三単元 自然と環境
CSR説明会
Lesson
12
課文
第12
課
• COn
心身堂 上海工場副工場長
趙越
CSR担当
大久保勇
関連企業担当者
岩崎洋子
西郷慎太郎(39歳)
①工場公開
(工場を案内しながら)
:この工場では,使用済みの水を浄化して、工場内の水洗トイレなどに再利用し
ていますが、浄化した水の一部は、エネルギー源としても再利用しています。10
岩崎:あのう、エネルギー源として再利用って、どういうことですか。
趙:あっ、はい。水を利用して電気を作るんです。
西郷:つまり水力発電ですか。
趙:そうです。それと同じ原理で、工場内でも発電しようというものです。弊社
では、「マイクロ水力発電」と呼んでいます。
岩崎:ということは、工場内にダムのようなものを作るってことですか。
:ええ。ただ、本格なダムを作るのは無理ですので、排水処理場にマイクロダ
ムというものを設けています。
西郷:小型のダムですか。
趙:ええ、そうです。では、まず、実物をお目にかけたいと思います。処理場の方20
~ご案内します。どうぞ。
第 12課
(排水処理場で)
岩崎:思ったより小さいですね。これでは, 工場の電力をまかなうのは無理なのでは?
趙:おっしゃるとおりです。ただ、電気をためておくことで,工場内の照明や空調
などには十分再利用できます。
5西郷:発電量は少しでも、太陽光発電や風力発電に比べると安定した発電が見込めそ
うですね。
:はい。これなら、巨大なダムと違って、自然環境に悪影響を与える可能性も少
ないというメリットもあります。
西郷:(独り言で)へえ、環境負荷の低減が図れるってわけか。
10趙:では、次に、発電量を確認できるコントロールパネルをご覧に入れたいと思い
ます。こちらへどうぞ。
②CSR説明会
上海工場の視察後、心身堂の「環境への取り組み」についてCSR担当の大久保が中心になってプ
レゼンする。
15(パワーポイントを使いながら)
大久保:それでは、環境への取り組みについてご説明させていただきます。まず、こ
ちらをご覧ください。(画面を切り替える)弊社では,「森育」を提唱し,環境
保全活動を推進してまいりました。「森育」には2つの側面があります。1
つは、植林活動や森林整備などであり,もう1つは、森や木、自然の大切さ
を子供たちに伝える環境教育です。….....
(説明が終わって)
岩崎:プレゼン,とても参考になりました。ところで、「森育」とは聞き慣れない
言葉ですが…・・。
しょくいく
大久保:ご質問,ありがとうございます。「食育」という言葉は耳になさったことが
あるかと思いますが、「森育」は、弊社が考案した言葉です。
岩崎:ええつ、そうなんですか。
西郷:ところで、その「森育」のうち、植林活動のほうは、なんとなく分かるので
すが、環境教育のほうは漠然としていて、いまいちイメージが...。
大久保:分かりました。ええと・、環境教育の取り組みとしては「出前授業」があ
ります。
西郷:「出前授業」?
大久保:はい,そうです。5年ほど前から、研究・開発部門が中心となって、日本の
小学生を対象に行っているものです。
岩崎:小学生が対象ですか。それで、授業ではどんなことを?
大久保:授業では毎回,各地域の植林活動について紹介しています。それをきっかけ
にして、子供たちに、森林資源と自分たちの生活の関係について考えてもら5
いたいと思っています。
岩崎:確かに、森林はかけがえのない資源ですからね。できれば何か例を教えてい
ただけませんか。
大久保:はい。よく紹介されるのが、漁師さんが中心になって行っている植林活動で
すね。
西郷:えっ!漁師さんと植林活動って、どういうことですか。
大久保:はい。実は、森林と海は密接につながっているんですよ。森に雨が降ると、
地面に積もった落ち葉の養分が溶け出し、土に染み込みます。そして、それ
は栄養豊富な水として川を伝って海へと流れ込み、魚のえさとなる小さな生
き物や海草を育てるんです。だから、漁師さんにとって、森林はとても大切 15
というわけなんです。
西郷:なるほど。森林と海は切っても切れない関係ということですね。
森育,
• 植林
彋境